
家庭の省エネの実現に向けて
大阪大学 工学部 環境・エネルギー工学科
私は、T.O環境財団の奨学生に選ばれ、2年間貴財団様からご支援いただいたことで自身の研究活動に注力することができました。
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卒業研究では、家庭部門のエネルギー消費を削減するためにHEMSというエネルギー管理システムを用いて、居住者の生活習慣を抽出する研究を行いました。経済的なご支援をいただいたおかげで大学生活が非常に充実したものになりました。また、研究に邁進する時間を十分に充てられた事で卒業後は「さらに研究に勤しみたい」、と悩んでいた進路に選択肢を与えてくれました。したがって、ご支援いただいた財団の皆様に感謝申し上げます。今後は修士課程に進んで、家庭部門の省エネに貢献できるような人材を目指して精進してまいります。
分化中木部とコニフェリルアルコールの反応
東京農工大学 農学部 環境資源科学科
私は卒業研究において、リグニンの高分子化過程の研究を行いました。
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リグニンは木質バイオマスを構成する主要成分で、地球上で最も多く存在する天然芳香族高分子です。しかし、その構造の複雑さ、不均一さから未解明な点が多く、産業的に高付加価値化することができていません。そこで本研究では、分化中木部にある酵素とモノリグノールの一種であるコニフェリルアルコールを反応させて、生成物の構造を解析することで、リグニンの高分子化過程について研究しました。また、プロテオーム解析により分化中木部に存在しているタンパク質について網羅的に解析しました。
その結果、従来考えられてきたモノリグノール生合成経路とは相反する結果が得られました。この結果から、実際にどのような酵素がリグニンの形成に関与しているのかについて、修士課程進学後にさらに研究を深めていき、論文を投稿することで研究成果を社会に還元していきたいと考えています。T.O環境財団様の多大なるご支援により、部活動や研究活動に集中して取り組むことができました。この場をお借りして、心より感謝申し上げます。
ご支援により広がった私の未来
上智大学 法学部 地球環境法学科
多くの奨学生が理系学生の中、法律学を専攻する私にもご支援を頂き、感謝の気持ちでいっぱいになると同時に、同分野の学びをより深めていこうという使命感を強く抱いております。
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奨学金を賜ったことにより、勉学に集中することができ、所属学部より「地球環境法特修コース」という成績優秀者の認定を頂くことができたほか、悲願であった長期留学も経済的不安なく実現できました。更に、T.O環境財団さまのご支援により充実させることができた法学の勉強と留学は、大学院進学という新たな進路の可能性を示してくれました。大学卒業後は、法学研究科に進み、特に自身の興味領域である海洋や宇宙空間における環境保全に資する多国間条約や地域条約の枠組みや履行確保手段の仕組み等について研究し、法的な観点から地球環境保全に貢献できるよう精進いたします。改めて、ご支援いただき、誠にありがとうございました。
コンクリートの二酸化炭素吸収メカニズムの解明
千葉大学 工学部 総合工学科
私はコンクリート中の主成分であるカルシウムシリケート水和物(C-S-H)の二酸化炭素吸収メカニズムの解明をテーマに研究しています。
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コンクリートは大気中の二酸化炭素を吸収する(炭酸化)ため、カーボンニュートラル社会実現への寄与が期待されています。しかし、その詳細な炭酸化メカニズムは分かっておらず、これを解明して正確な二酸化炭素吸収量予測を実現することが課題となっています。私の研究の対象物質であるC-S-Hはコンクリート中の主成分であり、炭酸化反応場となっています。C-S-Hの構造が不定形であることや炭酸化の過程で生成する炭酸カルシウムが多様な相に転移するため、メカニズムの解明は簡単ではありません。しかし、自作装置とこれを用いた実験により、炭酸化メカニズムモデルを提案することができました。
貴財団に多大なご支援をいただいたことで、安心して勉学、研究活動に取り組むことができました。今後は大学院に進学し、実験で解明できない部分に計算を用いることで、さらに詳細にC-S-Hの炭酸化メカニズムを解明していきます。ご支援いただきましたこと、心より感謝いたします。
クモヒトデ骨片化石による古環境復元に向けて
広島修道大学 人間環境学部 人間環境学科
私は、棘皮動物門に属するクモヒトデ類を対象として研究を行っております。クモヒトデ類は世界中の多様な海洋環境に広く生息しており、さらにその骨片化石は古環境復元に有用であると考えられております。
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しかしながら、クモヒトデ類の研究者は限られており、とりわけ国内における骨片化石の研究は極めて少ないのが現状です。 私は、この一年間の研究において、前例のない地域での骨片化石の産出を確認するとともに、骨片化石を用いた古環境復元の妥当性について評価を行うことができました。これらの成果は、T.O環境財団様の温かいご支援により、研究活動に専念できた賜物でございます。
今後も大学院において研究を継続し、地球環境保全や持続可能な社会の実現に寄与できる研究を目指して、一層精進してまいります。 この度は多大なるご支援を賜り、誠にありがとうございました。