公益財団法人 T.O環境財団

奨学生の声

先輩の声

ベトナム農地土壌における鉛の吸着特性および酸性雨による溶出挙動の解明

九州大学 農学部 生物資源環境学科 環境工学分野

おかげさまで、今後の進路の幅が広がりました。

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現在、ベトナムの土壌汚染問題について研究しています。

廃食用油の再資源化に関する研究

東京農工大学 農学部 環境資源科学科

私は、T.O環境財団様の奨学生として採用していただき、2年間にわたりご支援を賜りました。そのおかげで、経済的な不安を抱くことなく学業に専念することができ、特に卒業研究に集中して取り組む環境を整えることができました。

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卒業研究では、廃食用油の再資源化をテーマに研究を行いました。本研究は基礎研究的な側面が強いものの、研究を進める中で、将来的な社会実装につながる可能性を示すいくつかの重要な示唆や展望を得ることができました。このような成果を得られたのは、貴財団様のご支援により、実験や検討に十分な時間を充てることができたためであると考えております。

今後は大学院へ進学し、本研究テーマについて、より専門的かつ詳細な研究を継続していく予定です。最後になりますが、2年間にわたり温かいご支援を賜りましたことに、心より御礼申し上げます。

研究に集中できたことに感謝

名古屋工業大学 工学部 生命・応用化学科

私は現在研究室で,有機化学を研究しております. 他分野のことは詳しく存じ上げないのですが,殊有機化学分野に関していえば,非常に実験の拘束時間 コアタイムが長い事で有名だったりします.

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そのため,アルバイトができないことが一般的な分野です. しかしどうしても大学に在籍していれば学費がかかってしまいます.私は親に金銭的な依存をあまりしたくないと考えているため,学部4年生になった際には,研究もしっかりやりたいが,お金も工面したい,でもアルバイトはなかなか難しいという板挟みに直面していました. ある時,大学の掲示板にて,T.O環境財団の掲示を見かけ,これは応募するほかないとなりふり構わず応募しました.そして貴財団の奨学生に採択されました.本来アルバイトに充てる時間を研究に投入することができました. そのため,例えば10月には論文を投稿することができましたし,ほかにも進行している研究プロジェクトを大きく進めることができました. ご支援いただき,誠にありがとうございました.

Li2S-P2S5系ガラスにヨウ素を添加した構造のMLMD解析

千葉大学 工学部 総合工学科共生応用化学コース

私は現在、次世代の蓄電池として期待される全固体電池の実現に向け、その鍵となる「硫化物系固体電解質」の研究に取り組んでおります。具体的には、Li2S-P2S5系ガラスにヨウ素を添加した際の、リチウムイオン伝導性向上のメカニズム解明を目的としています。

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この研究では、精度と計算コストの両立を図るため「機械学習ポテンシャル(MLP)」を構築し、分子動力学計算(MLMD)を用いて原子レベルでの挙動を解析しています。しかし、シミュレーション解析は一筋縄ではいかないことも多く、期待通りの結果が得られない際の試行錯誤には膨大な時間を要します。本来であればアルバイトの時間すら惜しい状況でしたが、奨学金を頂いたおかげで、時間を気にせず研究に没頭することができました。経済的な不安なく学業に専念できる環境に、深く感謝しております。

根粒菌の感染及び共生のメカニズムについて

東京農工大学 農学部 生物生産学科

私は、ダイズを対象として、根粒菌の感染および共生メカニズムの解明に関する研究を行っております。

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農業において植物の多量必須元素には、窒素、リン、カリウムがあり、これらは主に化学肥料として施用されています。なかでも窒素は、「ハーバー・ボッシュ法」と呼ばれる工業的手法に大きく依存しており、この方法は大気中の窒素をアンモニアに変換する際に莫大なエネルギーを消費し、同時に温室効果ガスを排出するという課題を抱えています。一方で、根粒菌は常温・常圧という極めて穏やかな条件下で、大気中の窒素をアンモニアに変換する能力を有しています。現在、根粒菌と共生できる植物は主にマメ科植物に限られていますが、この共生システムを他の主要穀物にも応用し、より効果的に活用することができれば、化学肥料への依存を低減し、農業におけるカーボンニュートラルの実現に近づくと期待されます。さらに、根粒菌の研究を通じて、肥料が乏しい土地においても作物を安定的に生産できる技術が確立されれば、低コストで持続可能な食料生産の実現にも貢献できると考えております。
本研究は生物を対象としているため、実験が思うように進まないことも多くありましたが、T.O環境財団様より奨学金をご支援いただいたおかげで、アルバイトの時間を減らし、これまで以上に研究に専念することができました。ここに心より感謝申し上げます。卒業後は大学院へ進学し、引き続き研究に取り組んでまいります。将来は、研究を通じて培った知識と技術を生かし、農業が引き起こす環境問題の解決に貢献していきたいと考えております。