公益財団法人 T.O環境財団

奨学生の声

先輩の声

ロッキング橋脚の補強効果に関する研究

九州大学 工学部 土木工学科

奨学金のご支援を賜り、誠にありがとうございました。おかげさまで昨年度は学業に専念することができました。

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私は所属する大学において、ロッキング橋脚の補強に関する研究を行っています。ロッキング橋脚は回転変形を許容することで地震エネルギーを分散し、基礎部の損傷を軽減できる特徴があります。本研究では、設計想定を超える地震動に対する安定性の確保を目的として、補強効果を実験および解析により確認しました。
卒業後は同大学大学院に進学し、引き続き勉学と研究に励む予定です。また、T.O環境財団様からのご支援により、学業のみならず様々なことに挑戦できた一年となりました。ここに改めて、心より感謝申し上げます。

支援の現場を問い直す ―カンボジア農村部における衛生支援ボランティアの観光化について―

北九州市立大学 地域創生学群 地域創生学類

私は卒業研究において、「カンボジア農村部における衛生支援ボランティアの観光化」をテーマに、国際協力の現場における衛生支援のあり方を、農村部を取り巻く社会環境の観点から研究してきました。

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具体的には、衛生支援ボランティアが観光的要素を帯びることで、支援の目的や地域住民の声がどのように変化していくのかを、現地住民を対象としたオンライン調査を用いてデータを集め、分析を行いました。本研究の成果は、学部紀要『地域創生学研究』に掲載されました。
T.O環境財団様の奨学金は、学費や研究活動に対する不安を軽減し、学業と受験、研究に集中できる環境を支えてくださいました。経済的な支えは生活の安定にとどまらず、大学院進学という大きな挑戦を後押しするものでもありました。その結果、立命館大学国際関係研究科に一般受験で合格し、来年度から大学院に進学することが決まりました。
来年度からは研究のフィールドを東南アジアへと広げ、これまで地域との関わりの中で学んできた姿勢や葛藤を忘れず、研究と実践を往還しながら学びを深めていきたいと考えています。
本奨学金によって得られた学びと機会を糧に、今後も研究と実践の双方に真摯に向き合いながら歩んでまいります。心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

研究と活動、両立の中で広がった視野

東京農工大学 農学部 環境資源科学科

T.O環境財団の奨学生としてご支援をいただいたことで、金銭面の不安を感じることなく、学業や研究に加え、将来を見据えた環境問題に関する国内外での活動にも取り組むことができました。心より感謝申し上げます。

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大学では、堆積物中のマイクロプラスチックに含まれる添加剤が、環境中でどのような挙動を示すのかをテーマに卒業研究を行いました。プラスチック添加剤には、生態系や人の健康への影響が懸念される物質も含まれており、その存在形態や環境中での動きを把握することは、環境保全を考えるうえで重要だと考えています。
また、奨学金を活用させていただき、環境問題に関する国際会議にユースの一員として現地参加いたしました。科学的知見が国際的な議論や政策形成の場でどのように扱われているのかを肌で感じると同時に、学外の視点から自身の研究や環境問題を捉え直す契機となりました。
奨学金は、学費のほか、関連書籍の購入、資格試験の受験費用、国際会議への参加に伴う渡航費などに充てさせていただきました。卒業後は大学院へ進学し、引き続き同分野の研究を深めていく予定です。環境問題を科学的な視点から捉え、社会に還元できる形で発信していける研究者を目指し、今後も精進してまいります。

代謝を考慮した魚類における化学物質の生物濃縮性予測

愛媛大学 理学部 理学科

私は、魚類における医薬品、農薬、紫外線吸収剤など多様な化学物質を対象に、代謝を考慮した生物濃縮性の予測に取り組みました。

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生物体内への化学物質の蓄積性を評価する指標である生物濃縮係数(BCF)は、従来、生体を用いた試験によって算出されてきましたが、近年では動物福祉の観点から代替手法の開発が求められています。そこで私は、肝臓試料を用いた代謝試験とコンピュータモデリングを組み合わせることで、高精度に生物濃縮係数を予測できることを示しました。
今後は、脂質への分配や代謝に加え、血漿タンパク質への結合によって体内蓄積性の予測がより複雑となるペル/ポリフルオロアルキル化合物(PFAS)に着目し、PFASに適した生物濃縮性の予測に取り組んでまいります。本奨学金により学業に専念できたことが、現在大学院において研究を継続する支えとなっております。このたびは奨学金のご支援を賜り、誠にありがとうございました。

電気化学的なCO2の吸収・脱離に関する研究

芝浦工業大学 工学部 応用化学科

T.O環境財団の奨学生として、2年間にわたりご支援をいただきましたことで、私は夢に向かって邁進することができています。

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現在、私は電気化学的なCO2の吸収・脱離を担う有機化合物に関する研究に取り組んでおり、学部生として学会での発表も予定しています。奨学金によるご支援のおかげで経済的な不安が緩和され、学業や研究に専念することができました。T.O環境財団様に心より感謝申し上げます。学部卒業後は大学院への進学を予定しており、将来的には研究者として環境問題の改善・解決に貢献することを目指しています。今後も研究活動を通じて論理的思考力を磨き、学会にも積極的に挑戦しながら成長していきたいと考えております。