公益財団法人 T.O環境財団

奨学生の声

先輩の声

社会基盤構造物の劣化診断技術の確立

大阪大学 工学部 4年 M.N

私は現在,大学にて,社会基盤構造物の劣化診断技術の確立に向けて研究しております。

続きを読む

高度経済成長期に建設された社会基盤構造物は耐用年数を迎え,劣化が進行しており,人命を脅かす危険性があるためです。私はその劣化診断技術の中でも,道路橋RC床版を対象とした研究を行っております。この技術が確立されますと,地域住民が快適に安心して社会基盤構造物を利用することを可能にします。また,補修するのに最適な時期を定めることができるため,補修に伴う騒音や振動といった地域の環境問題を減少させることに加えて,補修にかかる資源の節約につながり,地球環境問題の改善につながると考えております。

奨学金のご支援があったため,不自由することなく,勉学に励むことができました。誠にありがとうございました。卒業後の進路は同大学院で引き続き,社会基盤構造物の劣化診断技術の確立を目標に研究成果を挙げたいと考えております。